本来のあるべき自分を知る マヤDAN

　京都出身。老舗呉服店の10代目。茶道と弓道を嗜む。祖母は名立たる茶道の家筋で大叔父は家元にあたる。所作は幼いころから美しく、気品があり、物腰も柔らかいため、祖母たちからは大変可愛がられる。
実家の老舗呉服屋では、母が趣味で始めた着付け教室で高校生の時にアルバイトで講師を務めたことが評判になり、「和装王子」と話題になる。週刊誌やテレビ、ファッション雑誌に取り上げられるほどの人気となり、着付け教室は全国的に有名となった。
マヤDAN学園弓道部顧問。高校2年でインターハイ個人優勝を果たし、日本で最も権威のある大会で史上最年少で優勝するだろうと呼び声は高かったが、争いごとを極端に嫌う性格のため、出場を拒んでいる。
　マヤDAN学園では古典を担当。一人暮らしを始めるも、祖母や母や姉や妹が代わる代わるやってきて、料理の作り置きやら京の和菓子やらなにやらで実家にいる時とほぼ変わらない食生活を送っている。子どもの頃から夢だったジャンキーなハンバーガーをこっそり食べて帰るのが密かな楽しみ。